急速な人口増加と経済成長を遂げつつあるアフリカ諸国の食料生産力を、持続可能な形で向上させていくことは、国際的にも重要な課題となっています。この課題を考えるうえで、近年注目されているのが、地域の文化・アイデンティの核である食料生産や消費の主権は生産者や地域のコミュニティにこそあるとする「食料主権 Food Sovereignty」という考え方です。私たちの研究では、アフリカ各地において人々がどのような判断基準と在来知を持ちながら日々の食材や調理の選択・決定を行っているかという、食にかかわる人々の主体的な選択過程を、現地調査を通じて明らかにし、食料主権の望ましいあり方について考えを深めていくことを目指しています。

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